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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評判は?手数料も安くバランスの取れた商品

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目的
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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、「オルカン」の愛称で有名な、手数料が安いインデックスファンド。文字通り、日本や新興国も入れた全世界が投資対象です。

目論見書から、ポイントをざっくりと書くとこんな感じ。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)のポイント
  • MSCI オール・カントリー・ワールドインデックスに連動させることが目的
  • 全世界といいつつも、結局のところはアメリカのIT分野に投資している
  • 信託報酬は、年率約0.1134%(税込)。かなり安いといえる
  • 純資産総額は、7,391億円。1,000~3,000億程度が相場なので信用あり
  • 2022年10月までの運用実績を見ると、利回りの平均は13.4%で優秀

2018年10月31日運用開始なので、運用歴こそ、まだ浅いですが、ひよこSE(@PiyoOct)的にはおすすめできるファンドの一つです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)は、投資対象が全世界といいつつも、結局はアメリカに投資。米国株式のインデックスファンドを選んでいるのと、大差ないです。

同じeMAXISシリーズのS&P500は、手数料が0.0968%なので、その差は、0.0166%。

ひよこSEが投資しているニッセイ外国株式インデックスファンドと手数料を比較すると、手数料が0.0111%しか変わらない!

手数料の差も、ごくわずかなので、好みの問題です。気に入ったほうを選べばよいかと。

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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは、日本をふくむ先進国や、新興国に投資。

※投資家の間では、「オルカン」って略される。見慣れないと楽器の「オルガン」にも見えなくはない(´▽`*)。

MSCI オール・カントリー・ワールドインデックスという指標に連動させることが目的の投資信託であることが、目論見書の2ページに明記されています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の目的

三菱UFJの関連会社(三菱UFJ国際投信)が、運用会社です。

つみたてNISAの対象ファンド!

MSCI オール・カントリー・ワールドインデックスって何?

MSCI オール・カントリー・ワールドインデックスって何?

モーニングスター(株の格付け評価を独自に行っている会社)の記述を見てみます。

「MSCI ACWI」は、23の先進国市場と27の新興国市場の2978銘柄に投資し、世界の投資可能な市場の85%をカバーするとなっています。投資国・地域別のウエイトは、米国57.8%、日本6.54%、中国4.94%、英国2.76%、フランス2.93%などとなっています。

※上記の数字は、記事が公開された時点(2021年ごろ)のものです。

実際のチャートは、上場インデックス世界株式(MSCI ACWI)-チャートで確認できます。世界のいろんな株式に投資しているんだな~くらいに思っておけばよきかと。

2022年9月時点の投資比率

目論見書の3ページを見ると、2022年9月現在の投資比率がチャート化されています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の国別の投資比率

アメリカが62%で第一位。日本が5.4%で第二位。イギリス、カナダ、フランスと続いています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の組入銘柄は米国のITが上位

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の上位10銘柄(めいがら)を確認してみます。

上位10銘柄

目論見書の9ページにある、上位10銘柄を表にしてまとめました(英語表記をカタカナにしたうえで表にしています)。

No銘柄業種比率
1アップルテクノロジー・ハードウェアおよび機器4.5%
2マイクロソフトソフトウェア・サービス3.0%
3アマゾン小売1.7%
4テスラ(※1)自動車・自動車部品1.1%
5アルファベット(A)(※2)メディア・娯楽1.0%
6アルファベット(C)メディア・娯楽1.0%
7ユナイテッドヘルス・グループヘルスケア機器・サービス0.9%
8エクソンモービル(※3)エネルギー0.8%
9ジョンソンエンドジョンソン医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス0.8%
10バークシャー・ハサウェイ(※4)各種金融0.7%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)より筆者作成

※1 テスラと言えば、クリーンエネルギーの開発をやっている自動車メーカー(電気自動車とか)

※2 Alphabet社は、googleの親会社で、Alphabet社≒googleと考えて問題ないです。

※3 エクソンモービルは、石油大手

※4 バークシャ・ハザウェイは、持株会社。ソフトバンクグループと同じことしている。

「全世界」といいつつも、米国ITの比率が高い

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、全世界に投資といいつつも、米国ITの比率が高いです。

ITの分野が5銘柄(アップル・マイクロソフト・アマゾン・アルファベットA/C)で、全体の11.2%を占めている状態。

さらに、上位10銘柄すべてがアメリカなので、「アメリカに投資している」と考えてよしです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の手数料は、年率約0.1134%(税込)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の手数料(信託報酬)は、年率約0.01134%(税込)であり、投資信託のなかでもトップクラスの安さ

目論見書の説明を見ると、計算方法が、若干ややこしいですが、おおむね0.11341くらいになります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の国別の信託報酬

内訳をざっくり計算

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額が7,391億円なので、内訳はこんな感じ。

  • 6,391億円が0.1133%
  • 500億円が0.11385%
  • 500億が0.1144%
  • 0.1133×(6391/7391)+0.11385×(500/7391)+0.1144×(500/7391)=約0.11341

ひよこSEは、「手数料が0.3%以下のファンドから選べ」といつも言っていますが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は余裕でクリアしています。

信託報酬は、信託会社が毎日徴収している

信託報酬は、信託会社(三菱UFJ国際投信)が毎日徴収しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の場合は、

純資産総額(7,391億) × 0.001134 / 365

を、信託会社が毎日徴収。評価額として(=口数に応じて個人の口座残高に)反映されます。

信託会社は、毎日229万円程度、このファンドで儲けていることになります!

【よだん】0.11341%でも、7000億円もあれば年間7億円。手数料を格安にして、多くの投資家の支持を得ているこのファンド(同じようなインデクスファンド全般)は、薄利多売のお手本のようなビジネスと言えるかと(ほめています)。

それじゃあ、安い方がよさそう。

値下がりしたときも容赦なく取られるのが信託報酬。

1円でも安い方がいいに決まっています!

【関連記事】投資信託の「信託報酬」とは?計算方法も含めて、徹底解説

信託報酬が0.1~0.3%の商品は多くある

手数料(信託報酬)は、各社によって値下がり合戦が続いている状態。

0.1~0.3%の商品はゴロゴロあります。

信託報酬が比較的安い商品

手数料的に、eMAXISシリーズは、超がつく優良ファンドの1つですね。

よっぽどの魅力がない限りは、手数料が1%を超える商品を選ぶ理由はないですね(*´ω`)。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評判は良い

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評判は、良いです。

投資家からの信用度・評判は、「純資産総額(投資家から集めたお金=保有資産=投資に使えるお金)」で判断するのが一番手っ取り早いので見てみます。

2022/10/31地点で、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は、7,391億円です(目論見書9ページ)。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の国別の純資産総額

ちなみに、ひよこSEが投資している、ニッセイ外国株式インデックスファンドだと、4,343億円。

2倍とまではいかないけど、ニッセイ外国株式の1.7倍以上の支持を集めている計算。

純資産総額から投資家からの評判をはかっても、非の打ち所がない商品といえます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の平均利回りは13.4%

2022年までの運用実績を見ると、利回りの平均は13.4%です(目論見書8ページの「ファンドと他の代表的な資産クラスとの騰落率の比較」の赤の棒グラフ)。

5年単位で見ると結果を出せている

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の利回り

それって高いの?低いの?

3~5%あれば優秀といわれているので、優良な商品です!

下げの相場での基本は、何もしない。減ってもいいお金を投資

2022年は、全体的に下げの相場だったので、補足します(2023年もどうなるかわからない)。

※ひよこSEのニッセイ外国株式インデックスファンドも、「トータルではプラスだが、3年目単年で見ると、マイナス」と言う結果でした。

【関連記事】投資信託のインデックスファンドを3年間運用した結果【プラスだが2022年単年はマイナス】

下げの相場での基本は、何もしない。減ってもいいお金を投資です。

手数料が安いファンド(ひよこSE的には、0.3%以下)であれば、下がったからと慌てずに、数年後の回復を待つ

eMAXISシリーズは、世界全体の経済の動きを格安の手数料で連動させることができる優良ファンドなので、待つのがベターかと。

まとめ:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、投資候補としてあり

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のポイントをおさらいします。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)のポイント
  • MSCI オール・カントリー・ワールドインデックスに連動させることが目的
  • 全世界といいつつも、結局のところはアメリカのIT分野に投資している
  • 信託報酬は、年率約0.1134%(税込)。かなり安いといえる
  • 純資産総額は、7,391億円。1,000~3,000億程度が相場なので信用あり
  • 2022年10月までの運用実績を見ると、利回りの平均は13.4%で優秀

今のところ、「オルカン」は、アメリカのITに投資しているようなものと言えます。

信託報酬は年率0.1134%(税込)。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は7,391億円であり、多くの支持を投資家から集めています。

利回りもきちんと出せているファンドで、ダメ出しするポイントがないともいえるファンド。

下げの相場でも、やがてやってくる景気回復で、しっかりと結果を残してくれそうです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は優良ファンド。

好みの問題ではあるけど、「投資対象がS&P500だけ(アメリカだけ)なのは嫌だ」という人にとっては、投資候補の1つと言えますだと思います!

インデックスファンド

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