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フィデリティ・世界割安成長株投信の評判・口コミは?利回りは良いけど慎重さが求められる

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の運用プロセス
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フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)って何?

運用成績がかなりよさげなんだけど・・・

と考えている人向けの記事。まず、フィデリティ・世界割安成長株投信で言えることを簡単にまとめました。

フィデリティ・世界割安成長株投信(愛称:テンバガー・ハンター)
  • プロが投資先を決める「アクティブファンド」の投資信託
  • 予想する方法は、企業分析(ボトム・アップ・アプローチって手法)
  • 商品名の通り、成長しそうなわりに株価が安い商品を探す
  • 運用開始1年目の利回りは49.8%。数字はいいけど、信託報酬が1.65%(税込)なのが高い
  • 1年目とはいえ、インデックスの倍の利回りを出せている点をどう判断するか?の商品

手数料が高いのは頭にいれておくべき商品。つみたてNISAの対象外だから、運用益の20.315%の税金もとられる商品」というのは、頭にいれておくべき。

その上で結論を言うなら、ひよこSE(@PiyoOct)なら「やっぱりスルー」かなぁと思います。

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フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)とは、成長しそうで株価が安い企業に投資

フィデリティ・世界割安成長株投信(愛称:テンバガー・ハンター)とは、成長しそうで株価が安い企業に投資する投資信託です。

愛称の「テンバガー」は、証券用語で「10倍まで跳ね上がる銘柄」を意味します!

10倍跳ね上がる銘柄をハンティング(探し出す)イメージですね。

目論見書の3ページ目の項番7に記載があります。

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の特徴

ボトム・アップ・アプローチといって、個別企業の業績や財務諸表をみて企業分析をするので、プロが投資先を決めるアクティブファンドです。

どうやって成長しそうで株価が安い企業を探すのか?

でも、どうやって成長しそうで株価が安い企業を探すの?

と思うのが普通です。

目論見書の4ページを見ると、こんな感じの文言が。

  • グローバル調査体制を活用し、幅広い企業調査:海外の関連企業や競合もみる
  • 投資先企業との面談や訪問調査
  • 事業の成長性や競合優位性、収益性と株価の割安度
  • 中小銘柄も含めて幅広い銘柄に分散投資
フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の運用プロセス

もっともらしいことが書かれていますが、シンプルに言えば「自分たちの足を使って安くて儲かりそうな株を探して中小企業も含めてバランスよく投資しておくね♪」ということですね。

明確に、「このパターンに当てはまったら投資する」のような基準は、明記されていないです。

アクティブファンドは、プロが投資先を決める

フィデリティ・世界割安成長株投信ファンドのような、アクティブファンドは、プロが投資先を決めます。

投資信託のイメージ

フィデリティ日本成長株ファンドとは?」の記事でも似たような説明をしていますが、投資信託とは、文字通り、誰かに「信」じて「託」すもの。

上の図にある、「信託会社(フィデリティ投信株式会社)」が

「投資のプロ」が予想して利益が出るようにがんばります!

といって、投資家からお金を集めて投資するのが、アクティブファンドです。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てることが少ない

アクティブファンドの反対は、日経平均株価やNYダウのような、1つの指標と同じ結果になるように投資するインデックスファンド。

残念な事実として、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てることが少ないというもの。

アメリカの大統領やら日銀総裁の発言ひとつで、株価というものは変わるものなので、シンプルにプロの予想ですら当てはまらんということですね。

素直に、日経平均株価やNYダウと同じ結果になるように、機械的な投資をするのが一番だったりします。

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の組入銘柄

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の組入銘柄は、下記のとおりです。

No銘柄業種比率
1シンクロニー・ファイナンシャルアメリカ金融2.7%
2アンセムアメリカヘルスケア2.5%
3アムジェンアメリカヘルスケア2.4%
4石油天然ガス公社(ONGC)インドエネルギー2.4%
5伊藤忠商事日本資本財・サービス2.3%
6中国石油化工(シノペック)中国エネルギー2.2%
7DBインシュランス韓国金融2.2%
8ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスアメリカ生活必需品2.0%
9アフラックアメリカ金融2.0%
10コムキャストアメリカコミュニケーション・サービス1.7%

Google(アルファベット)や、Amazon、Facebook、Microsoftのような米国IT企業。

あるいは、自動車大手のテスラなどの常連企業とも呼ぶべき企業がないのに特徴あり。

インデックスファンドだと、ほとんどITや自動車は上位の投資先です!

あくまでも割安株を狙っている感がありますね!

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の信託報酬は1.65%と高い

目論見書の11ページを見ると、信託報酬(手数料)は税込みで1.65%です。

※窓口購入の場合は、さらに税込み+3.3%。ネット証券の場合は無料。たとえば、野●證券で買うと、3.3%かかります(-_-;)。

高いか安いか?と言えば、高いです。もっと安い商品はたくさんあります。

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)ファンドより安い手数料

今後も、フィデリティ・世界割安成長株投信が、結果を残せるファンドかは、誰にも分りませんが。

株価が上がってるときは、それほど気にならないかもですが。

下がっている時も、手数料は支払うことを考えると「1円でも安く」が基本です。

いつでもいかなる時でも、手数料は取られるので、それこそボディーブローのようにじわりと。

手数料は1円でも安く、0.3%以下にするべきだと考えています。

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の利回りも評判もいい

ここまで結構ボロクソに書きましたが(笑)。

目論見書の8,9ページを見ると、フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の利回りも評判もよさげです。

1年間利回りは47.8%

1年間の利回りは、Aコース(為替ヘッジあり)が47.8%、Bコース(為替ヘッジなし)が53.3%。

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)の利回り

※2020年3月23日に運用開始。目論見書の数字は、2021年3月~2021年9月の成績で書かれています。

一般的には、「3%の利回りがあれば優秀」と言われているので、かなり高い数字。

ただ、運用開始で間もないファンドは価格が安定しないので、これから投資する人がこの数字をそのまま信用するのは・・・って気はします。

純資産総額は、1600~2000億円

投資信託のファンドの評判を判断できる指標に使えるのが、純資産総額(投資家から集めたお金を投資した結果の合計)。

純資産総額をみると、Aコースの為替ヘッジありが、1,669億円。Bコースの為替ヘッジなしが、2,035億円です。

参考までに、ひよこSEが投資しているニッセイ外国株式インデックスファンドは、2,866億円。日経225インデックスファンドは、1,455億円。

ここ1年で一気に人気を伸ばしたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(手数料最安値)は、7,394億円です。

インデックスファンド並みの人気があると言えます。

まとめ:フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)はこれからのファンド

フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター)について、まとめるとこれからのファンドです。

フィデリティ・世界割安成長株投信(愛称:テンバガー・ハンター)
  • プロが投資先を決める「アクティブファンド」の投資信託
  • 予想する方法は、企業分析(ボトム・アップ・アプローチって手法)
  • 商品名の通り、成長しそうなわりに株価が安い商品を探す
  • 運用開始1年目の利回りは49.8%。数字はいいけど、信託報酬が1.65%(税込)なのが高い
  • 1年目とはいえ、インデックスの倍の利回りを出せている点をどう判断するか?の商品

インデックスファンドの倍以上の利回りを出せているけど、1年目で価格が不安定なのは当然だし、2021年は全体的に株価が上昇していた背景もあり判断が難しいところ。

アクティブファンドである以上、指標に連動する投資ではないので。

「この投資先なら問題ないだろう。プロよ、任せた!」と判断できる投資家が購入するような、中上級者向けの商品。それが判断できるなら、自分で株を買った方がいい気もするし。

信託報酬(手数料)が1.5%、窓口購入ならさらに購入時に3.3%とられるのが気がかり。

その上で結論を言うなら、ひよこSE(@PiyoOct)なら「やっぱりスルー」かなぁと思います。

インデックスファンド

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