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投資信託の基礎知識

株と投資信託の違いをわかりやすく解説【おすすめは投資信託】

株と投資信託の違い
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株と投資信託の違いについて、解説します。

これから投資を始めようとしてる人は、

投資信託ってなんだ?怪しそう・・・

と考えているかもしれませんね。

  • 株と投資信託の違いを理解すること
  • 余裕資金で投資をすること【最重要】

この二つが重要となるわけで。

そして、ひよこSE(@PiyoOct)的には、初心者や、よくわからない人は投資信託一択だと考えています!

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株(株式投資)と投資信託とは、そもそも何か?

株と投資信託とは、そもそも何かについて解説します。

株(株式投資)とは?

株とは、投資家が株式会社に投資して、その配当を得る投資方法です。

下の図をご覧ください。

株式投資のイメージ
株式会社のイメージ

例えば、株式会社A社に、投資家が投資するものとします。

A社の業績が良くなるなどして、株価が上昇すれば、投資家の儲け

反対に、A社の業績が悪くなるなど、株価が下落すれば、投資家は損します。

投資信託とは?

株はなんとなくわかるけど、投資信託は分からん!

という人も多いと思います。

投資信託のイメージについて、下の図をご覧ください。

投資信託のイメージ
  • 投資家が複数いること。
  • 矢印が一つ増えて、信託会社が登場していること

株との違いに、気づきましたでしょうか?

投資信託とは、投資家の代わりに「信託会社」という株式投資を行う会社が、株式会社に投資を行うことです。

信託会社は、投資家の代表者

信託会社は、投資のイメージが一致している「投資家の代表者」な存在。

アメリカの大統領選でいう、「選挙人」のような立場の人です!

あらかじめ決めた方針通りに信託会社は投資します!

信託会社が投資家の代わりに、投資してあげるよ」という話です。イメージはこんな感じ。

  1. 投資家が信託会社に100億円預ける(信託する)
  2. 信託会社が預かった100億円を運用する
  3. 例えば、日経平均株価と連動するような運用を目指す
    ⇒運用方針はあらかじめ決めておく
  4. 運用した結果を投資家に「基準価格」、あるいは「分配金」として配当する

運用方針は目論見書に書かれている。投資する際は必読!

どうやって、日経平均株価と連動するような運用をするの?

それは、信託会社が「目論見書」といって、運用方針をレポート化しているので投資家が、自分で判断することになっています。

「その方針なら問題ないね」と、投資家が信託会社を「信じて託して」、代わりに株式会社に投資してもらうのです。なので、目論見書は必読です。

株と投資信託のざっくりとした違い

株と投資信託のざっくりとした違いについて、これまでの話をまとめます。

  • 株・・・投資家が株式会社に投資する
  • 投資信託・・・信託会社が投資家の代わりに株式会社に投資する

株と投資信託の違いは?手数料も株主優待の有無もちがう

株と投資信託について、投資家から見て具体的に、どのような違いがあるのかについて解説します。

<株と投資信託の資産運用上の違い>

項目株式投資投資信託
投資方法投資家⇒株式会社信託会社⇒株式会社
手数料取引手数料(売買時)購入/換金手数料、信託報酬
リスク元本割れ/倒産リスク元本割れ/繰上償還(運用中止)リスク
購入資金
(最低限、必要な資金)
会社によって異なる
(大企業ほど、大きい)
100円から1円単位
受け取れるお金株価 × 保有株数 + 配当評価額 / 10000 × 保有口数 + 分配金
株主優待ありなし

※表は、スクロールできます。

上の図を見ていただくと、株と投資信託では6つの違いがあることがわかると思います。

その1:投資方法

株と投資信託の最も大きな違いは、投資方法です。

  • 【株】投資家が株式会社に投資する
  • 【投資信託】信託会社が投資家の代わりに株式会社に投資する

という違いがあります。

その2:手数料

株と投資信託では、手数料の形態が異なります。

  • 【株】取引手数料(買うときと、売るときそれぞれ)
    ⇒10万円につき、売買時に500円
  • 【投資信託】・・・購入/換金手数料、信託報酬
    ⇒商品によって異なる。ネット証券なら無料の場合も多い。

余談ですが、投資信託の窓口購入は、3.3%の手数料が・・・。

株と投資信託でそれぞれ呼び方は違いますが、手数料がかかるのは共通です。

投資信託は、投資家と株式会社の間に信託会社がいるので、信託報酬というのが発生。

信託報酬については、「投資信託の信託報酬とは?計算方法も含めて、徹底解説」という記事でまとめています。

その3:リスク

■株と投資信託に共通するリスク

どちらも、元本割れのリスクがあります。

■株の場合のリスク

株には、株式会社の倒産リスクがあります。

倒産リスクのイメージ

言い換えると、株券が、ただの紙くず(0円)になるリスクです。

■投資信託の場合のリスク

繰上償還リスク

対して、投資信託には、繰上償還(くりあげしょうかん)というリスクがあります。

繰上償還は、信託会社が投資家から集めたお金の運用をやめてしまうことです。

投資家が、「この信託会社は信用ならん!」と言って、投資信託を大量に売却したときなどに発生。信託会社は運用に使えるお金がなくなるので、運用をやめてしまうということは起こり得ます。

・・・が、あまり聞かない話なので。

メジャーな商品を選んでいれば、よほど大丈夫です!

繰上償還リスクについては、「投資信託には、繰上償還(くりあげしょうかん)というリスクがある」でまとめています。

その4:購入資金

■株の購入資金

株の購入資金は、投資する株式会社によって異なり、購入しなければならない最低の株数が決められています。

例えば、最低でも1,000株購入する決まりがあり、1株あたりの値段が100円である会社に投資すると、1,000株×100円=10万円が必要。

ひよこSE
ひよこSE

大企業であれば数百万単位になることも普通です!

近年では「単元未満株」といって1株から購入できる制度もできましたが。

手数料が割高であまりおすすめはできないです。株を始めるなら通常通りのルールで買うほうが良いです。

■投資信託の場合

投資信託の場合は、100円から1円単位で購入できます。

1円単位で金額を指定できるので、細かい運用をするのに向いています。

その5:受け取れるお金

■株の場合

受け取れるお金 = 株価 × 保有株数 + 配当

株価は、一株あたりの値段。「保有株数」は、文字通り、「何株持っているか?」です。

一株あたりの値段に、保有株数をかけると、今すぐ売却したときに受け取れるお金が分かります。

「配当」とは、会社の決算月(ほとんど3月)に、株主に還元されるお金のことです。(注1・2)

(注1)決算月の月末まで株を持っていることが条件。
(注2)株主優待のみ、配当のみ、両方ある場合があり、会社によって配当の形態は異なります。

■投資信託の場合

受け取れるお金 =(評価額 / 10000) × 保有口数 + 分配金

評価額とは、1万口あたりの値段で、価格変動のベースとなる金額です。

したがって、評価額を10,000で割って、保有口数をかけると、今すぐ売却したときに受け取れるお金が分かります。

分配金は、投資信託の決算日に還元されるお金ですが、もらえるお金はゼロのファンドも多いです。

分配金がもらえるファンドの例(あまりおすすめはできない)

株と同様、分配金を受け取るには、決算日まで保有していることが条件です。

その6:株主優待

■株の場合

すべての株式にあるわけではありませんが、株には株主優待があります。

なんとなく聞いたことある!

例えば、クオカードや自社製品などが、決算日などに株主に還元されますね!

※株主優待は、改悪(悪い方向に変更)されること、廃止されることも多々あります。

■投資信託の場合

投資信託は、「信託会社が投資家の代わりに投資する」という形態上、投資家は株主優待を受けることができません。

え?それじゃあ、信託会社がネコババするの?

お金に換算されて、きちんと、投資信託の価格に反映されるので安心してください!

株と投資信託、必ず余裕資金の範囲内で【最重要】

元本割れリスク

株と投資信託、どちらも必ず余裕資金の範囲内で、投資するようにしてください。

株だから、投資信託だからリスクがないわけではありません。

どちらにも、元本割れのリスクがあります。

「将来に向けて貯めていたお金を全部使う」みたいなのは、論外です!

投資した額が最悪ゼロになる(特に株なら)可能性もある前提で、投資しましょう。

投資信託をおすすめする3つの理由

株と投資信託の違いをふまえると、投資信託の方がおすすめです。

投資信託がおすすめの理由は、3つあります。

投資信託がおすすめの理由
  • 購入資金が100円以上1円単位
  • 購入・換金手数料が無料のファンドも多い
  • 経済指標と連動するタイプのファンドであれば、リスクは最小限

購入資金が100円以上1円単位

購入資金が100円以上1円単位であることは、最大のメリットです。

株であれば、最低限購入する必要のある株数(大企業だと10万単位!)が、「ちょっとなぁ・・・」と人も多いのではないでしょうか。

投資信託では、100円から始めることができ、1円単位で金額指定ができるので細かい運用が可能です。

※積立投資ではなく、10万・100万などを一括購入する場合は、このメリットは当てはまりません。

購入・換金手数料が無料のファンドも多い

株と投資信託の手数料について、おさらいします。

  • 株・・・取引手数料(買うとき・売るとき)
    ⇒10万円につき、売買時に500円
  • 投資信託・・・購入/換金手数料、信託報酬

投資信託は、優良なファンドであるほど、「購入/換金手数料」が無料であるものが多いです。

購入/換金手数料も支払うとなると、さすがに考え物ですが、信託報酬のみであれば大きなデメリットにはなりません。

※信託報酬は、年間0.1~1.0%程度、取られ続ける手数料です。
長期で運用する場合は、株よりも手数料の額は高いです。

経済指標と連動するタイプのファンドであれば、リスクは最小限

例えば日経平均株価など、経済指標と連動するタイプのファンドであれば、リスクは最小限に抑えることができます。

※「インデックスファンド」と言います。

インデックスファンドの値動きは、株式会社1社の値動きに比べると穏やかです。

日経平均株価が、0円になることなんてないし、下がるにしても限度があります

インデックスファンドの、経済指標と連動する方針そのものが、リスクを小さくしています。

補足:アクティブファンドには手を出すな

ひよこSEが投資しているニッセイ外国株式インデックスファンドのようなインデックスファンドは、指標連動型(日経平均が下がれば、そのファンドも下がるような投資)なので、機械的な投資方法。

対して、アクティブファンドは信託会社がもうかりそうな株を予想して投資するので、人手が必要です。

アクティブファンドの信託報酬
  • 人が予想するので不確実
  • 手数料が高い

少なくとも初心者であれば、アクティブファンドは手を出さない。と、覚えておけばよきかと。

株と投資信託の違いのまとめ

株と投資信託の違いについて、まとめます。

項目株式投資投資信託
投資方法投資家⇒株式会社信託会社⇒株式会社
手数料取引手数料(売買時)購入/換金手数料、信託報酬
リスク元本割れ/倒産リスク元本割れ/繰上償還(運用中止)リスク
購入資金
(最低限、必要な資金)
会社によって異なる
(大企業ほど、大きい)
100円から1円単位
受け取れるお金株価 × 保有株数 + 配当評価額 / 10000 × 保有口数 + 分配金
株主優待ありなし

<そもそも、株と投資信託とは?>

  • 株・・・投資家が株式会社に投資する
  • 投資信託・・・信託会社が投資家の代わりに株式会社に投資する

<資産運用していくうえでの違い>

ひよこSEは、下記3つの理由から、始めるなら投資信託だと思っていまし、実際にインデックスファンド投資を始めました。

投資信託がおすすめの理由
  • 購入資金が100円以上1円単位
  • 購入・換金手数料が無料のファンドも多い
  • 経済指標と連動するタイプのファンドであれば、リスクは最小限

よし!それじゃあ、始めよう!

と思ってくれた方へ。投資信託を始めようと思った方は、まだまだ覚えておきたいことはたくさんあります。

次に、ファンド(投資信託の商品)を選ぶポイントについての、記事も見てくださいね。

【次の記事】投資信託の選び方のポイント6つをわかりやすく解説【2020年版】

インデックスファンド

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